ブログでもご案内していたしろやま歯科定期講演会ですが、予定通りに7/21に開催することができました。
猛暑の中、ご参加頂いた方々、本当にありがとうございます。私にとって、このような情報発信の機会がもてることは大きな喜びであり、とてもやりがいを感じています。今後も、なるべく伝わりやすい内容や話し方にしていけるように、精進していきます。
さて、今回の定期講演会の内容は、「お口全体の健康を考えた治療計画」というテーマで行いました。歯科の用語では一口腔単位（いちこうくうたんい）の治療計画とも呼ばれています。一口腔単位という言葉は、耳慣れない言葉だと思いますが、口腔を咀嚼、嚥下、発音などの機能を有する、１つの臓器として考えるということです。歯の治療を行っても、それが噛めることに繋がらなかったり、噛めるようになっても発音がしにくくなったり・・・。このような事態に陥ることがないように、事前に口腔機能の改善や維持、咬合の安定化というような最終目的が達成できるような治療計画を立案することが大切になります。しろやま歯科では、このような一口腔単位の治療を原則として、診療を行っています。歯科医師になるための大学歯学部での勉強でも、常に治療は一口腔単位で行うように教育されてきました。歯科の治療も多岐に渡るので、１つの歯科医院で行うことは必ずしも易しくはないと思います。それでも、せっかく治療に通って頂くならば、きちんとした目標を達成できることを目指して、治療していきたいと強く思います。それが歯科医師としての私自身の思いでもあります。
今回の講演会で、上記の内容がどの程度お伝えできたかはわかりませんが、私の歯科医師としても思いがこもった内容になったとは思います。ブログでも少しずつ、講演会の内容もお伝えしていけたらと思います。
次回の講演会は9/29(日)10時に予定しています。テーマは「かみ合わせ」についてになります。参加無料、予約不要ですので、皆様のご参加をお待ちしております。
毎日、酷暑が続きますが、みなさまどうか体調を崩されませぬように、夏を乗り切って頂ければと思います。
しろやま歯科 院長 大久保拓馬